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強弓で鎧は貫通できる!? 弓力50キロと27キロの弓で鉄板の貫通力実験 Samurai pierces an 1.6mm iron plate with bow on trial

強弓で鎧は貫通できる!? 弓力50キロと27キロの弓で鉄板の貫通力実験 Samurai pierces an 1.6mm iron plate with bow on trial
On 21st July 2019, Samurai try to pierces an 1.6mm iron pan with the original Japanese bows and bamboo arrows with war heads. The draw strength of the bows are 27kg and 50kg. The trial distances are 10m and 5m.

●この実験は「武器が語る日本史」兵頭二十八著 徳間書店2019年刊 本体1,700円+税 のために実施され、結果を考察した記事が同書に掲載されています。

2019年6月12日、東京都下で戸山流一門の方々が弓の貫通実験をしました。

用意した弓の弓力は27キロと、50キロ。矢は格別に太い竹の篦(の)に平根の大きな鏃を装着した矢が1本、普通よりやや太い篦にマイナスドライバーのように鑿根(のみね)を装着した矢、同じく尖根(とがりね)、同じく円錐と角ばった神頭形(じんどうけい)各1、など計5本を用意。

いずれの鏃も焼き入れが入った鋼で平根には刃がつき、ハート型の腸繰(わたくり)が入っています。今やもう作られていない遺物、貴重な実戦用の鏃です。

実際、鎧に使われた小札の鉄板は厚さ0.8ミリから1.5ミリ程度とされていますが、今回の標的は厚さ0.35ミリの金属製のバケツと、厚さ1.6ミリの鉄製フライパンでした。

二つの弓力の弓を代わる代わる使い、距離5メートルと、10メートルから矢を放ちました。果たして、その結果は、映像をご覧ください。
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